

廉売市場から駐車場、北の屋台へ
帯広の街にかつてたくさん存在していた「連売市場」。この連売市場は帯広独特の商業形態でパリのパッサージュ(「通り抜け」の路地、近道の意。中庭などを貫き、屋根を掛け両側に店を並べたもの)に似たマーケットです。そして、その中の一つ「一条市場」は中心街で市民の台所として機能していましたが、平成10年1月の火災で焼失。その跡地は、通り抜けできる形状の駐車場(月極19台)になっていました。
間口が狭いため、駐車場として充分に機能していなかったこの土地を借り受け、通りとしてもう一度賑わいを取り戻すため、「北の屋台(いきぬき通り)」という新しい命を与えたのです。