北の屋台について
「北の屋台」は、帯広のまちを良くしたいと願うボランティア達が集まって、2年半の調査、研究を経てオープンした屋台街です。
もともと駐車場だった土地を借り受けて、上下水道・電気・ガスを完備した20軒の屋台が立ち並ぶ「いきぬき通り」をつくりました。
ゆったりふうど北の屋台
料理とは本来人をもてなす心が大切であり、食事は空腹を満たすためだけのものではないと、北の屋台は考えます。ただ、「早い」「遅い」ではなく、ひとりひとりの好みや、四季のはっきりした十勝の風土、旬の食材、店主やお客さんとの心の通い合い、これらの「ゆっくりゆったりふうど(風土とfood)を味わっていただきたいと思います。
地産地消
十勝は農業王国ですが、良質なものは十勝の外に送られてしまい、地元に流通するのはほんのわずか。しかも地元の人ほど旬の食材の消費量が意外と少ないのが現実です。
北の屋台では、「本当の美味しさを地元の人にも…!」という生産者のお力をいただいて、今ここでしか味わえない旬の食材をご提供しています。
屋台で隣り合わせたお客さんが、実は生産者だった、なんてこともよくある話。作り手の顔が見える食材たちです。
―さまざまな十勝産の食材―
北の屋台では、様々な十勝産の食材を使ったイベントを企画しています。
今やブランドとなっている帯広川西産の長いもを筆頭に、豆類やチーズ・意外に知られていない豊富な海の幸も充分に楽しんでいただけるよう、毎年新しいイベントにもチャレンジしています。
イベントの際には各店がそれぞれの特徴を生かしたメニューを皆様にお届けしますので、是非北の屋台にお越しください。
生ものも、調理できる屋台。
もともとある全国の屋台は、法律上、メニューの調理法に規制があり、生のお刺身などは、出すことができませんでした。しかし、北の屋台は、飲食店営業としての許可を得ています。屋台の形はしていますが、一般の飲食店と同じようなお料理を出すことができます。
北の屋台は、上下水道・電気・ガス・水洗トイレを完備している衛生的でお客様に安心してお食事をしていただける屋台街です。この北の屋台をモデルとした屋台街(横丁)が全国各地に生まれ始めています。
冬でも寒くありません。
北海道の冬はとても寒いですが、北の屋台は程良い温度です。
夏は吹きさらしの屋台部分に、冬は各屋台の店主がそれぞれ趣向をこらした囲い(これを「冬囲い」と名付けました)を造ります。この囲いは、屋台によって木材やビニールなど素材は異なるため、屋台内の温度もそれぞれ若干異なります。また、普通の飲食店と同じような温かさを保つことにこだわりを持った店主や、屋台なのだから温かすぎるのではなく程良い温度を保つのが良いとこだわる店主もいます。
それぞれの店主がそれぞれの寒さ対策を行なっていますが、北の屋台全店ともお食事をするのには問題ない暖かさを保つことができています。
他の屋台から出前もできます
北の屋台内なら全店出前オッケー! メニューや時間帯によってはお断りすることもあるので、出前を頼みたい時は店主にひと言相談してね。
広場(屋外)での飲食
暖かくなってきたら、北の屋台の敷地内・屋外の広場での飲食もお楽しみください。お店の中とはまた別の味わいがあります。ここでもまた出前をとることができますが、お皿の返却などは、セルフサービスでお願いします。はしゃぎすぎて、他のお客様の迷惑をかけないようにマナーを守ったご利用をお願いします。ゆずりあいを忘れず、楽しい時間をすごしましょう。
もっと北の屋台のことを知りたい!
開業までのあゆみなどはサイト内北の起業広場事務局の沿革をごらんください。また、有料にはなりますが、ご希望があれば視察も対応しています。