寒さ体感実験結果報告

冬の屋台での営業を実際に疑似体験し、課題の寒さ対策について考えました。

テント キッチンモデル キッチンモデルの様子
テントA(左) キッチンモデル(中央) テントB(右) キッチンモデルの様子

【実施日時】   2000年2月21日(月)19:00〜21:00

【天候・気温】  外気温 -6〜-7℃ 風は微風 小雪が舞う程度。

【用意した施設】テントA → 屋根付き。ビニールで東・南をふさぐ。スタイロホーム3枚で北・西をふさぐ。
           テントB → 屋根付き。四方全開。
           キッチンモデル → 3.0m×1.2m×2.25m スタイロホーム造り。実物大模型。
           テーブル → 30cm×180cm 9本
           椅子 → パイプ椅子 20脚
           コンロ台 → 木製 2台
           一斗缶 → 2台(薪)
           コンロ → 6台(大型2・中型1・小型1・簡易2)
           炭火焼き台 → 1台

【メニュー】   そば・うどん・甘酒・焼きそば・ホルモン鍋・熱燗・焼き鳥・豚丼・ヒレ酒・チカ・ジンギスカン・ホルモン・鳥モツ焼き

【実験参加者の感想】
★ 寒さに対して ★

  ●耳が冷たい。
  ●背中が寒い。
  ●手袋をしていないと手(指)が冷たい。
  ●2時間外にいるのはつらい。
  ●アルコールが入っていない身体では、2時間も外にいるのはつらかった。
  ●テントAのスタイロホームで足元の風を防ぐだけでかなり暖かい。
  ●テントB(屋根のみ)の中で薪を焚いたが、それだけでも外よりは暖かい。
  ●火の暖かさは見た目の炎のゆらめきもあるのか、とても暖かく感じた。
  ●九州でさえ冬はビニールで囲うのだから、十勝で何も囲わないのは寒くて当たり前だ。
  ●風速1mで体感温度が1℃下がるのだから、風を防ぐことが必要ではないか?
  ●毛布1枚を膝に掛けるだけで、かなり暖かい。
  ●今日は−6℃位だが、−20℃になったらどうなるのか?
  ●オレンジ色の光は見た目に暖かく感じ、蛍光灯は寒く感じる。
  ●座布団を椅子に敷いてはどうか?
  ●椅子自体を暖かくする工夫が必要だ。
  ●オンドルの椅子は必要だ。
  ●こたつ型の屋台も有効だと思う。
  ●ロードヒーティングを使ってはどうか。
  ●イグルーの内部も暖かいのだから、断熱材で壁を造れば大丈夫ではないか。
  ●屋台村全体でローコストで暖かくする方法を探ろう。
  ●寒さ体験はもう終わり。今度は防寒実験をやろう。
  ●どてらを貸し出してはどうか。
  ●防寒具として毛布のようなものをお客に貸し出してはどうか。
  ●座布団が暖簾の代わりになるような柄だと面白いのでは?
  ●テントの中は常にポータブルストーブを焚いておいてはどうか。

★ 足元の寒さについて ★
  ●地面の雪(氷)からの冷気が寒い。
  ●足元に断熱材を敷いたらかなり暖かいのではないか?
  ●足元の氷を割って、アスファルトを出したほうが暖かい。
  ●パイプ椅子は足元と背中が寒い。足元の暖をどう取るのかの工夫が必要。
  ●足元には火鉢と毛布、頭から角巻き(かくまき)を羽織るようにしては?
  ●雪の上に断熱材を敷き、その上にじゅうたんを敷いてはどうか?
  ●完全防寒の靴(長靴のようにすぽんと着脱できるもの)を貸し出してはどうか?

★ キッチンについて ★
  ●中はプラス18〜22℃位あり、とても暖かい。
  ●見た目は狭く感じたが、実際中は広く、3人位が作業しても十分な広さだ。
  ●排気口の作り方。向きが重要。
  ●排熱を暖房に使おう。
  ●内部も足元は寒かった。
  ●大きすぎるのではないか?(2,500×1,200位でも良いのではないか)
  ●前面をあれだけ開放しては寒くなる。足元は塞ぐ必要がある。

★ メニューについて ★
  ●温かさを感じるメニューが必要。
  ●日本酒の熱燗がすぐ冷たくなる。
  ●焼きそばはすぐ冷たくなる。
  ●鍋焼きうどんは良いかもしれない。
  ●温かいお茶もメニューに入れて欲しい。
  ●ホットワインとガーリックトーストをメニューに入れて欲しい。
  ●鍋物をメニューに入れて欲しい。
  ●有楽町のジンギスカンとホルモンはどうしたのか。
  ●雑炊もメニューに入れて欲しい。
  ●3度の食事の捕食になるようなメニュー展開も必要では?
  ●羊かんやゼリーなど冷やして固めるお菓子の種も組み込んでは?お土産として持たせても。

★ その他 ★
  ●屋根は必要だと思う。
  ●トイレがない。
  ●民有地でやるのだから、毎日片付けをしなくても良いのではないか。そうすればもっと暖かくすることができる。
  ●客が8〜10人では少なくて採算がとれないのではないか。
  ●今日のようなフードコート方式にして、真ん中に囲ったテントを置くという方法でも充分ではないか。
  ●1台ではなく、3台位で実験してみよう。
  ●2時間の実験だが、客は30分程度で入れ替わると計算できる。
  ●次はキッチンだけでなく、屋台部分も造って実験してみよう。
  ●どのような年代でも楽しめる空間づくりとしての屋台であって欲しい。
  ●実験チェックシートのようなものを使って、できるだけ共通の尺度で評価できる仕掛けが必要。
  ●入村パスポートのようなものを作ってはどうか。
  ●寒中でアイスクリームやカキ氷を食べると次回1回無料になる、など我慢大会のようなノリの遊びがあると良いのでは?
  ●十勝圏の食文化を通した十勝文化を紹介する場所としての屋台。


暖かさの演出
光の色・光の量・地面の色など
メニュー 暖かさを感じるメニュー(熱燗・鍋物 etc.)
湯気・煙 雰囲気作り
各店サービス・工夫 毛布・カイロの貸し出し、オンドル型椅子の設置など
設備面の工夫 ロードヒーティング・断熱材の壁・防風壁など



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